minnesotakkoの日記

国際遠距離介護の記録

ハハは共感してもらいたいのだろうけれど

ハハに大きな変化はないのだが、話しができなくなってきた。

 

よく認知症の物盗られ妄想には否定しないことが大事ですよ、と書いてあるけれど、ムスメが妄想に加担してもよくないと思うのだ。

だが、妄想に加担しないということは、ハハの妄想を否定することになるので、ハハとしてはムスメと話しても何もならん、という構図が出来上がってしまう。

 

ここ数日は、お金がないからデイホームに行けないというハハに、お金はちゃんと銀行から振り込まれてるよ、と言うのだが、ハハはお金をムスコが盗んで行くという妄想に同意してほしいのだと思う。

安心させたくて、お金はちゃんとしてある、とか施設長さんに相談したらいいよ、とかムスメが言ってみても、結局はハハのムスコがお金を盗んでいくので不安で不満でたまらない気持ちはムスメとは共有されないので、ハハは満足できないのだ。

 

別の話題を振れば、はぐらかされたと思うハハであり、このあたりのバランスの取り方は本当に難しい。