minnesotakkoの日記

国際遠距離介護の記録

2023-01-01から1年間の記事一覧

ムスメの一時帰国 総集編

やはりハハの認知症は確実に進行しているのだと感じた。認知症は良くなるものではないから、それは受け入れているのだけれど、やはり知っているハハがどんどん物忘れをしていくのを見ているのは辛い。 同じことを何度も聞かれて、それはストレスだった。チチ…

ムスメの一時帰国 15日目 ハハの孤立感

ハハの記憶はどんどん狭まってきている。5年前のチチの死も、20年前の自分の両親の死も覚えていない。葬式に自分が出席したのかも、どこで亡くなったのかも、全てが欠落してしまっている。自分の両親の介護の方針や遺産相続が原因で起こった兄弟との確執は、…

ムスメの一時帰国 14日目 真夜中の大混乱2

真夜中までは通常通りだった。デイホームへ行き、夕食を一緒に食べて、ハハは一階でムスメは二階で就寝した。 眠っていたムスメは物音で目が覚めた。ハハが二階に上がって来たのだ。どうしたのかと聞くと、チチがいないから探しに来たのだという。 チチは5年…

ムスメの一時帰国 12日目 ハハがチチに電話するという

デイホームから戻ってご機嫌だったのに、ムスメと夕食を食べたたら不安と不満があふれ出てきた。 何度も同じことを聞かれるムスメもさすがに嫌気がさし、ハハは妹(ムスメの叔母)に電話したが、電話口で喧嘩をして絶交してやると叫んでいた。 誰かに電話を…

ムスメの一時帰国 ハハと死

デイホームのスタッフの方々からは、ハハは元気だけれど、短期記憶はなくなってますから、と言われていた。 ムスメから毎朝電話がかかってくること は全く覚えていないので、覚悟はしていた。 今回の帰国で驚いたのは、ハハがチチの死を覚えていないことだっ…

ムスメの一時帰国 7日目 朝の大混乱

朝、どこかへ行くことになっているのかは分かっていて、準備に取り憑かれていた。 歯ブラシ、ヘアブラシ、文庫本、色鉛筆、お菓子を持っていけばいいのかとムスメに聞き、デイホームは手ぶらで行けばいいとムスメが言うと、驚いたように外国に行くのかと思っ…

ムスメの一時帰国 6日目 真夜中の大混乱

夕食まではいつも通りだったハハだが、ムスメが2階ウトウトしていると、1階玄関のドアが開く音がした。 ハハは歩きたがらないので、1人で出かけて帰って来たとは考えにくいが、こんな時間に誰かが訪ねてくるとも考えにくい。起きて一階に行ってみると、ハハ…

ムスメの一時帰国 5日目 ハハ胃痛

朝は普段通りに庭仕事をして、朝食を食べて、デイホームからのお迎えを待っていた。お迎えのスタッフが家に着いた時にはトイレから出てきて、フラフラと床に座りこんでしまった。 急遽、デイホームはお休みすることにした。病院に連れて行こうにも歩けないの…

ムスメの一時帰国 4日目 チチとハハのなれそめ

ムスコ家族と夕飯を食べた。 何度も同じことを話したし会話が成立しないこともあったが、ハハは嬉しそうにしていた。 チチとハハはお見合い結婚なのだが、ハハの中ではチチは小学校の同級生ということになっていた。 翌日にはムスコ家族と会ったことはすっか…

ハハ、2度目の国際電話

こちらの朝5時だった。電話をかけてきて、ムスメがアメリカにいるとは思っていなかったようで、某市にいるんじゃないの?と驚かれた。 ちなみにムスメはハハの言う某市には住んだことはない。ハハの祖父母の家があった場所なのだ。 用件はなくて、ここ一年、…

ハハ、初めての国際電話

アメリカの明け方に電話がかかってきた。日本からの電話だと直感でわかったので、寝ぼけ眼で出たら、ハハだった。 ハハから国際電話がかかってきたことは一度もなかったし、ハハ自身もムスメがアメリカにいることは理解しているので国際電話をかけようと思っ…

年末年始はショートステイ

デイホームがお休みになる年末年始はショートステイに行っている。 初日はご機嫌だったが、次の日には自分の部屋がどこなのかが分からなくなって混乱していた。元旦に電話してみたが、お正月だということは全く分かっていなかった。久々にハハが死にたいと言…