ハハ、自分が被害妄想だと認めた
ハハは相変わらずである。最近は「誰かに(ムスコにと言うこともある)殺されかかっている」と言うことが増えた。
そんなことないでしょ、とムスメが言おうものならムスコへの罵詈雑言を聞かされるか、電話を切られるか、といった攻防が繰り広げられていた。
昨日は機嫌が良かったのか、「ムスコに殺されかかっている気がしてしょうがないんだけど、これは私の被害妄想なの」と言っていた。
毎日こうであってくれれば、辛い中でも乗り越えていけるんだろうけど。
認知症に対して、相手の言っていることを否定しないのは定石なんだろうけれど、誰もハハを殺そうとなんかしていないのだ。ただ、ハハの思い描いた生活にならないだけなのだ。子供のどちらかと同居して寂しくならないように生活したかったのだろう。