minnesotakkoの日記

国際遠距離介護の記録

ハハと正月

大晦日から4日まではデイホームがお休みになる。

大晦日の今日は、非常に機嫌が悪かった。ムスコがお金を勝手に持って行ったので、電車賃もないと不満で一杯だった。

電車はパスモがオートチャージになってるから、手元にお金がなくてもいくらでも電車に乗れるよ、と言ったら、以前に持っていたのは失くしちゃったと言われた。

 

そうやってパスモも銀行のカードも通帳も失くすから、ムスコがお金を管理するようになったんだけどなあとムスメは言いたかったが、あまりにハハの機嫌が悪かったので、お金がないから持ってきてと言えばいいよ、とお茶を濁しておいた。

 

今日はムスコがおせち料理を届けてくれるからいいが、これから4日まで一人で過ごせるのかどうかは一つの難関だ。デイホームがあるから心が安定している、とハハも認めていた。デイホームがないとムスコ夫婦への不満と寂しさと不安に負けてしまうのだ。

 

老人ホームへの強制入居案も棚上げされているだけで消えてはいない。デイホームに行かない日々に耐え、生活ができるのかどうか試練の時だ。アメリカで一番自殺者が多いのはクリスマスだと聞いたことがある。家族で過ごす祝日に一人で過ごすことに絶望するからだそうだ。デイホームもない、お金はムスコが勝手に持ち去ってしまった、ムスコ夫婦は優しくない、生きていてもつまらなくて朝からずっと寝ているハハはそれでも

「自殺するようなことはしないから」と言って電話を一方的に切った。