minnesotakkoの日記

国際遠距離介護の記録

悪者は誰か?

ハハは元気だが、混乱していた。

 

ハハの兄が家に来て色々と物を盗んで行った様子を微に入り細に入り話し、決して家にあげないこと、どんなに優しい言葉をかけられても信用しないようにと声高に話し続けた。

 

これはハハの完璧な妄想である。ハハの兄(ムスメの叔父)は認知症で、車を運転してハハのところまで来ることはできないのだ。

ハハとハハの兄の間には両親の遺産のことで確執があり、それがこういう形で現れたのだと思う。

 

話しているうちに、ムスメと話しているのかハハの妹と話しているのかがハッキリしなくなってしまい、ムスメに家がハハの兄からは近いんだから、絶対に家にあげないようにと再三言われた。

 

ムスメとしては介護者であるムスコが悪者になるよりも、離れて住んでいる叔父が悪者になってくれた方がありがたいとも思うのだが、気持ちは複雑である。