minnesotakkoの日記

国際遠距離介護の記録

ムスメの本音

ハハが老人ホームに滞在して1週間になる。

 

ハハ、弟、施設長さんと話しをしながら、ブログを書きながら、実は泣いてばかりいる。何でこんなに涙が出るのか自分でも分からない。

弟がハハをようやっと施設に連れて行った日には、それこそ子供のように声をあげて泣いた。それ以降は、ハハのことを考えては涙をこらえ、気を紛らすために忙しいスケジュールを自らに課している。折しもクリスマスシーズンのアメリカである。何やかんやと忙しい。

 

忙しくしていても、友人と話していて友人のお母さんがグループホームにいるとか聞いちゃうともうダメでここでも泣き、誰かのお父さんが亡くなったと聞けばこれもダメでここでも泣き、聖歌隊のクリスマスキャロルを聞いては泣き、ブッシュ元大統領の葬儀をテレビで見ながら泣き、もう笑っちゃうほど、ぐちゃぐちゃである。

何とか体裁を保つには、ぼーっと何も感じない考えない状態でいないとならないため、日常生活もぐちゃぐちゃである。買い物にメモを持って行っても買い忘れは多発、他人の会話は馬耳東風をきめこんでいるので、ただでさえ困難な英語の聞き取りは下降の一途を辿り、要するに今の私は泣いてるか骨抜き抜け殻状態のどっちかになってしまっている。下手すれば自動車事故を起こしそうだ。

 

何でこんなに涙が出るんだろう?悲しいんだろうか?ハハを不憫に思っているから?自分の無力感に押し潰されているのか?

自分の老後は老人ホームに入居したいと思っている身としては、老人ホーム入居が不幸な老後とイコールではないのに、なぜこれがハハだとダメなのは何故?ハハが1人で暮らしていくのが限りなく不可能に近いと分かっているのに。