minnesotakkoの日記

国際遠距離介護の記録

ハハと金銭管理 ムスコの嘘

ムスコがハハとチチの金銭管理をしているのだが、ハハはそれが気に入らない。最近ではムスコの商売がうまく行っていないから、チチとハハのお金を盗んでいると言うようになった。それをムスコ本人にもムスメにもはたまた他人にも公言するようになった。

 

ムスコはとうとう耐えかねず、全てをハハに返したと言った。

失くしても、盗られても、損しても、もう僕の責任ではありませんよ、何があっても知りませんよ、と宣言したのだ。

 

それを知らされたムスメがパニックになった。ダメだよ。チチの年金がなくなっちゃうよ。ハハが使い込まなくても、通帳やカードを盗まれちゃうかもしれないよ、どこかに落としてきちゃうかもしれないよ、親切顔して近づいてくる詐欺に引っ掛かっちゃうよ、どうするの?

 

実はこれがムスコの嘘だった。通帳もキャッシュカードも全部返したと言いつつ渡していないのだ。あるはずのない通帳やキャッシュカードを探すハハがパニックになっていることを知っているのに、嘘をつき続けている。ハハが自分では管理できないと認識させるためだと言う。

 

ハハの手元にチチの年金がないと知って胸をなでおろしたムスメだった。

 

だが、ハハが金銭管理が自分でできないと認識するのは無理だろうと思う。

手元にあった現金が5分後には消えてなくなるのだから、管理もへったくれもない。が、ムスコの嘘が報われる日が来てほしいと願うばかりだ。