minnesotakkoの日記

国際遠距離介護の記録

ムスコの悩み

ハハはめちゃくちゃである。お金の管理はできず、あれだけ好きだった茶道もやめ、料理もできなくなった。1日に何度も何度も電話がかかってきて、お金がないと文句を言われ、渡した現金は渡したそばから消えていき、挙げ句の果てには盗人呼ばわりされる。

 

チチの老人ホームに一緒に行っても、翌日には行ったことすら覚えていない。泥棒が入ろうとしていると何度も言うようになった。一人暮らしで不安なのに老人ホームには入りたがらない。

 

老人ホームに強制入居させようかとも思うが、デイホームが気に入っているだけに、生活環境を急激に変えたくないとも思う。デイホームのスタッフからはもう少し我慢すればお金に対する執着が薄らぐから、少し楽になるかもしれないとも言われた。

お金の執着がなくなれば、優しいムスコになれるのに。

 

しかし、現金の失くなり方は尋常ではない。空き巣に入られているのかもしれない。防犯カメラをつけようとも思うが、老人ホームに入居させるのであれば不要な出費は抑えたい。

どうしたものか。

ハハと借金 その後

ハハが妹からお金を借りているのが発覚した。

どうやらその現金は念入りに隠して、まだ手元にあるらしい。「命金」と称して何かがあった時のために使わないでおくのだという。

 

ムスコやムスメが渡した現金はどんどん紛失するのに、妹から借りたのは失くならないというのはどうしてなのだろう?

という疑問はさておき、手元の現金がハハに多少の安心感を与えたことは事実である。

 

 

 

だが、家計を管理しているムスコへの不信感は増幅するばかりである。

心を鬼にして財産を守っているムスコは、生活費を渡さないケチなムスコから事業に失敗して親の年金を盗むムスコになってしまった。

 

主たる介護者が最も疑われやすいのだという。何という皮肉なことだろう。

 

 

 

ハハと借金

ハハが借金をしていることが発覚した。

 

現金が手元にないことが不安でたまらなかったらしく、ハハの妹に電話して送ってもらったらしい。総額5万円ほどだ。

もちろん、送ってもらった5万円はとっくにどこかへ消えてしまった。

 

もうキリがないよ、というのがムスコの弁。何かを買った形跡はない。引き出しはグチャグチャなので、隠されたらもう見つからない。渡しても渡しても消えていく。本人はなくしたことさえ分からない。

 

借りた相手が親族でよかった。消費者金融でなくて。

ハハと金銭管理 ムスコの嘘のその後

ムスコは銀行通帳もカードもクレジットカードも全てハハに返したと嘘をついた

ハハに金銭管理ができないことを再認識させて、ムスコに委ねるようにするためだった。

 

日曜日に電話したら、昼過ぎだったがまだ寝ていた。お金が一銭もないから何も食べないで寝ているのだという。土曜日に2000円を渡してもらうことになっているが、それも見つからないという。

銀行通帳もカードも見つからないので、ムスコが持って行ったとしか考えられない、と言っていた。

 

つまり、返してもらった(ことになっている)を忘れているのだ。

 

そう、目の前にないものはこの世に存在しないのだ。現金も銀行通帳も。

 

目の前にいないムスメはまだこの世に存在しているようで、少しは安心したのだが。

ハハと来客

先週の日曜日に電話をした時のことだ。日曜日はデイホームがないので、何したらいいか分からない、ムスコ夫婦がかまってくれない、お金がないから食べるものがないから死にたい、と鬱々としているのが常だが、先日は違った。

昼過ぎに電話したのに、もう起きて買い物も済ませてきたところだと言う。これから来客があるから迎える準備をしているらしい。上機嫌で張り切っていた。

話を聞いていると、どうやらデイホームの理事長さんが訪ねてくるらしいのだ。月曜日から土曜日までデイホームに行っているのに、日曜日に理事長さんが訪ねてくるとは何事かとムスメは思ったが、ハハが上機嫌でいてくれるなら、何でもありがたかった。

 

翌日の月曜日にも電話したが、前日に来客があったことすら忘れていた。

後になって判明したのは、理事長さんがハハを美容院に連れて行ってくれたということだった。

 

そこまでハハのニーズに対応してくださるなんて、感謝してもしきれない。

 

ハハと金銭管理 ムスコの嘘

ムスコがハハとチチの金銭管理をしているのだが、ハハはそれが気に入らない。最近ではムスコの商売がうまく行っていないから、チチとハハのお金を盗んでいると言うようになった。それをムスコ本人にもムスメにもはたまた他人にも公言するようになった。

 

ムスコはとうとう耐えかねず、全てをハハに返したと言った。

失くしても、盗られても、損しても、もう僕の責任ではありませんよ、何があっても知りませんよ、と宣言したのだ。

 

それを知らされたムスメがパニックになった。ダメだよ。チチの年金がなくなっちゃうよ。ハハが使い込まなくても、通帳やカードを盗まれちゃうかもしれないよ、どこかに落としてきちゃうかもしれないよ、親切顔して近づいてくる詐欺に引っ掛かっちゃうよ、どうするの?

 

実はこれがムスコの嘘だった。通帳もキャッシュカードも全部返したと言いつつ渡していないのだ。あるはずのない通帳やキャッシュカードを探すハハがパニックになっていることを知っているのに、嘘をつき続けている。ハハが自分では管理できないと認識させるためだと言う。

 

ハハの手元にチチの年金がないと知って胸をなでおろしたムスメだった。

 

だが、ハハが金銭管理が自分でできないと認識するのは無理だろうと思う。

手元にあった現金が5分後には消えてなくなるのだから、管理もへったくれもない。が、ムスコの嘘が報われる日が来てほしいと願うばかりだ。

 

自分の老後は?③ 自分のニーズをはっきりさせる

これははっきり言って自信がない。

 

自分に何が必要なのかよく分かっていないからだ。何が食べたいのかと聞かれても困る事がよくある。

 

ハハがヘルパーを嫌がったのは、何をしてもらいたいか分からないのに他人が家に入ってくることだったのではないかと今では思っている。

 

掃除をしてもらいたいのか、食事を作ってほしいのか、買い物に行ってほしいのか、洗濯をしてもらいたいのか、話し相手になってほしいのか、具体的であれば具体的であるほどいいと思う。

 

新築の家を建ててやったのに電話の一本も寄越さないなんて、なんて恩知らずなヨメなんだ、一人暮らしの義理の母が寂しいだろうにと気遣いもできないのかと怒らず、寂しいから時々電話ちょうだいね、とハハも言えれば楽なのに。

 

これは今から猛特訓が必要だ。

将来ヘルパーにきてもらう事があったら、お風呂の掃除をしてほしい、台所の床を拭いてほしい、トイレ掃除お願いします、煮物を作ってくれるかしら、と上手に頼めるようになりたい。そして美味しいコーヒー入れるから一緒に飲みましょう、くらい言いたいものだ。