minnesotakkoの日記

国際遠距離介護の記録

2017-01-01から1年間の記事一覧

ハハ、体験入居に少し前向きだが

今日電話したら、だるそうな声でハハが電話に出た。 週末なので行く所がないのだ。用事がなければ一日誰とも会話しない日になってしまう。テレビのリモコンが見つからなければ、テレビも見られないだろう。 もう死にたいほどつまらない、どうしたらいい?と…

ハハ、不機嫌になる

電話したらとても機嫌が悪かった。 ムスコが来て、色々な事務手続きをしているという。よかったね、とムスメが言えば、よくないわよとそっけない。 なんでよくないの?とムスメ あのね、いちいち気にしてくれなくてもいいから。アメリカにいるんだから気にか…

素朴な疑問

私は、もし長生きしたら(そしてお金があれば)施設に入りたいとずっと思ってきた。 個室を与えてもらって、ご飯作ってもらって、参加したい活動だけに顔を出して、あとは自分の好きなように暮らす。物を減らして、シンプルに必要なものだけに囲まれて暮らす…

ハハの老人ホーム体験入居 準備編

ムスコが手筈を整えた老人ホームの体験入居も日が近づいてきた。 電話してハハのムスコや嫁の悪口を聞くのも気が滅入るものである。日本不在の身としては傾聴しかできることはないのだろうが、毎回聞かされるのもしんどいものだ。何とか話題を変えようと、体…

ハハの老人ホーム体験入居

ムスコが施設を探して体験入居の予約をしてきた。ハハと一緒に見学に行き、活気のある施設で、外出も自由にできるし、料金も予算内でチチの施設ともそう遠くない所を見つけてきたのだ。 まだ要介護1である。まだ施設入居しなくても独居できるはずなのだが、…

とうとう恐れていたことが

ついに起こってしまった。 ガスをつけたまま忘れてしまったらしい。 ムスコも詳しいことが分からないのだが、看護師が訪問した時、ガスの警報機がなっていたそうだ。ハハが在宅していたのか、留守だったのかは不明。 ガスは一定時間以上になると自動的に火が…

ハハと銀行通帳とリモコン

もともと整理整頓の苦手なハハである。テーブルの上を片付けて出掛けても、帰宅後5分後にはテーブルの上には物が散乱している様相だ。一人暮らしで認知症で困難なのは大事なものが見つからなくなることだ。 まずは銀行通帳とキャッスカードをいつでも探して…

ハハの嫁への思い

嫁いびりを推奨したのは遠藤周作氏だったか? ハハの嫁への不満が止まらない。ムスコへの不信感が引き金になり、嫁としての責任を全く担っていない、経済的援助は十分にしているのに感謝されたことがない、ご機嫌伺いの電話一本もかかってこないとおかんむり…

ハハ、預金の管理ができなくなる

ハハのムスコに対する不信感は未だに根強く残っている。 ムスメの一時帰国 最大難関はハハのムスコへの不信感 - minnesotakkoの日記 追い討ちをかけるように、銀行の預金残高がマイナスになってしまった。記帳してみれば、過去一ヶ月に渡り10万単位の現金…

ハハ、デイホームに通う

近所のデイホームに週2回通うことになった。午前中だけで、昼食は出ないが、送迎付きだそうだ。一軒家を改築したホームなので居心地は良いらしい。 が、所詮単なるヒマつぶしよ、とハハはそっけない。 それでも一人で家にいて鬱々として嫁の欠点を数えてい…

チチの入院

チチが肺炎で一ヶ月ほど入院していた。先日無事退院して老人ホームに戻った。 ということをムスメは知らなかった。ハハには電話をしていたけれど、何も言わなかかったし、ムスコ(弟)も知らせて来なかった。 心配させたくなくて知らせなかったんだろう、と…

伊藤比呂美 父の生きる

詩人の伊藤比呂美さんの父の生きるを読んだ。アメリカ在住で一人っ子で日本のご両親の介護をした大先輩である。(もちろん面識はないのだが、多くの作品のファンであるため、尊敬の念を込めてそう呼ばせていただいている。) 読んでいて救われたのは、伊藤さ…

ムスメの一時帰国 最大難関はハハのムスコへの不信感

ハハの独居はいちいち難しい。冷蔵庫は空っぽで食べるものはないが、冷凍庫は満杯で何を食べていいかわからない。調理しようにも引き出しを開ければ、すべての引き出しが物で溢れかえっていて、菜ばしを探し出すにも苦労する。 現金は家中に散在しているし、…

ムスメの一時帰国、サービス付高齢者住宅の見学

ムスメの叔父(ハハの義理の兄)が去年サービス付高齢者住宅(以下、サ高住)に入居した。 叔父にも会える良い機会だったので、ハハと2人で見学させてもらうことにした。 結論から言う。ムスメにとっては夢のような施設だった。駅近、築浅、食堂付、セキュリ…

ムスメの一時帰国 第四難関は金銭管理

ハハはもともと事務能力がない。会社勤めをしたことがなく、真面目な銀行員だったチチに任せっきりだった。チチがアルツハイマーになってからは、必要にかられて最低限は自分でやっていたが、確定申告のための医療費のレシートや保険会社からの控除の通知な…

ムスメの一時帰国 第三難関はスケジュール管理

ムスメは祖父と育ったので、祖父が「今日は何曜日?」と聞くのには慣れていた。まだ小学生だったから、「おじいちゃんは学校に行かないんだから、分かんなくても当然」くらいに思っていた。 しかし、これがハハの場合だと話しが違ってくる。 新聞は届くのだ…

ムスメの一時帰国 第二難関は冷蔵庫

時差ボケで早朝に目覚めたムスメは朝食を作ろうと冷蔵庫を開けた。 冷蔵室には調味料が乱立していた。マヨネーズ・ケチャップ・ソース類がいくつもあった。生協の宅配でまとめて注文したものが、一人では消費できないようだった。 野菜室はほとんど空。トマ…

ムスメの一時帰国 第一難関は四次元ハンドバッグ

ムスメは空港に着いてからハハに電話をした。さすがに今日がムスメの帰国日だとは分かっていたが、その日の夜の予定は全く把握していなかった。ともかく実家へ急いだ。 一年ぶりの実家は何の変化もないように見えた。とりたてて散らかっている様子もない。一…

ハハと日程

一時帰国の日程が決まったので、ムスメはハハにメールした。 ハハからは喜びに溢れた返信があったので、安心していた。 しかし、電話してみるとハハがきくのだ 「今度はいつ帰ってくるの?」 2週間後の水曜日に帰るよというと、「それはよかった」と嬉しそう…

ハハとiPad Mini

iPad Miniだったら気軽にLineとかFace TimeとかSkypeとか使えれば、少しは気が紛れるだろうと思い、ムスコが買ってくれたけど、そもそも仕組みが理解できないようだ。タッチスクリーンはフラットで掴みどころがないのが、イライラするらしい。持っていても使…

ムスメ、ようやく一時帰国の日程を決める

ムスメはようやく重い腰を上げて、決めた。 用事の間をぬって、安い時期を狙ってクリックした。出発日や帰国日が一日変わるだけで、航空券の値段も変わるのだ。色々な格安航空券予約サイトが乱立して、航空会社のサイトもあり、旅行会社のサイトもチェックし…

最近のハハと航空券

電話口ではとても元気そうだ。毎年この時期にムスメの一時帰国を心待ちしているからか。 まあ、一人はつまらないけど、お茶のお稽古もお料理教室もあるし、お友達も来てくれるし、だから何とかなってるから心配しなくていいのよ! てな調子だったので安心し…