minnesotakkoの日記

国際遠距離介護の記録

ムスメの一時帰国12 ハハとお金

チチが死んだ。葬式を済ませた。遺族年金の請求もした。家を片付けた。一緒に食事をした。一緒に買い物に行った。

 

しかし、何をしていても、ハハの話はムスコがお金を盗んで生活費を全くくれない、という妄想と遺族年金で暮らしていけるかどうかの不安に集約される。

遺族年金がいくら支給されて、月々のデイホーム代、光熱費、必要経費を書いた紙を渡したし、ハハも自分で書き留めていたが、紙はどこかへ紛れ込み、ノートに書き込んだことすら忘れてしまう。

 

贅沢はできなくとも遺族年金で今まで通りの生活ができると何度伝えても、デイホームをやめると言ってみたり、お金がないから何も食べないとか言ってみたり、お金が勿体ないから冷房はつけないと言ってみたり、もうめちゃくちゃである。

 

夜中に不安で目が覚めるらしく、夜中にムスメの部屋へやって来てはムスコがお金を盗んで行くのだと訴え、朝は4時半からお金が一銭もないと家中探し回っていると言ってはムスメを起こす。

 

ムスメが1つ屋根の下で寝泊まりしていて、そのムスメに色々訴えても、ムスコにも朝に晩に電話している。兄弟ともノイローゼになりそうだ。