minnesotakkoの日記

国際遠距離介護の記録

ムスメ、電話する

日本にいられる時間は着実に残り少なくなっていく。ムスメにできることには限界がある。ハハの様子をみていると問題はハハのワガママという一言で片づけられるような単純なものではないと思えた。昨日できていたことが今日できないのだ。

だからといって、老人ホームやグループホームという段階ではないように思えたし、ハハもそれを望まないだろう。ケア付きマンションも考えたが、ハハの現在の混乱っぷりを考慮すると、変化に適応できるか疑問だ。

ムスコ家族との同居は論外。物理的にスペースが足りないし、どちらの側にとっても犠牲が大きすぎる。

 

とりあえずはは孤立させないことが最優先課題だと判断した。

 

まずはケアマネさんに会い、ムスコの携帯番号とムスメのメールアドレスを伝えた。

近所のかかりつけ医に挨拶に行き、状況を説明した。介護認定のための意見書を書いてもらうことになるからだ。

 

ハハの兄弟たちに電話した。

ああ、どこにもかしこにも介護問題の波がひたひたと押し寄せている。

チチやハハだけでなく叔父叔母もそれぞれの困難がある。

 

ああ、歳を重ねていくということはこんなに大変なことなのか。

デイケア、ケア付きマンション、老人ホーム、要介護度・・・・・子供の結婚・孫の誕生・入学式・卒業式という話題はもうそこにはない。

 

そして、ムスメ・ムスコの世代は大きな決断をしなければならない時が来るのだろう。