minnesotakkoの日記

国際遠距離介護の記録

ハハと友達

ハハは相変わらずである。

 

老人ホームにいると分かっていない時は旅行に来ていて明日家に帰れると思っているので、機嫌がいい。

 

一方、老人ホームにいると分かっている時は、子供に捨てられたと思い、落ち込んでいるか怒っているかのどちらかである。

 

だが、ようやくハハの口から友達という言葉が出た。まだまだ家には帰りたいのだが、「ここはご飯は美味しいし、友達もいいから」と言っていた。

 

友達ができれば、顔見知りが増えれば、ハハの気持ちも安定するのではないだろうか。

 

ムスコは家に連れて帰ることを検討している。が、ムスメは一人暮らしがもう無理だと思っている。ハハが帰りたいと願う自宅にいて、週6日デイケアに行き、日曜日にヘルパーに来てもらっても、結局はデイケアはつまらない、日曜日に誰かが来るのは面倒で、ムスコはお金を盗んでいくし、ヨメは電話の一本もかけてよこさないのだから、どこへいても同じなのだと思う。だったら、暖かい食事が食べられて、安全な場所で暮らしてもらいたいと思うのだ。これはムスメのエゴなのだろうか。ハハの気持ちに寄り添っていないのだろうか。