minnesotakkoの日記

国際遠距離介護の記録

ハハの妄想

ハハは相変わらずだ。ムスコ夫婦への不満が満載だ。話題をこちらから変えなければ、延々と悪口が次から次へと溢れ出て来る。毒気に当てられたかのように聞いているだけで頭痛がしてくる。

 

まあ、悪口言えるだけ元気だと思うようにしているが。

 

しかし、今日の電話は少し違った。チチの様子を聞いてみると、

「パパは私が訪ねて行くと立ち上がって色々とペラペラと喋るのよ」と言った。

 

チチはもう何年も話していない。一人で立ち上がれたのはもう何年も前のことだ。

ハハの混乱した頭の中では、チチはアルツハイマー発症以前の元気な姿に戻っているのだ。入院していることも理解していないのかもしれない。

 

願望が妄想を作り出して、現実との乖離がますます進むのだろうか。