minnesotakkoの日記

国際遠距離介護の記録

正月に帰って来いコールに揺れるムスメ

正月に帰って来てほしいというメールがムスコから来た。

大晦日まで仕事して3日から旅行に行こうと思っているけれど、一緒に来られないだろうか、という打診だった。正月という家族というものをイヤと言うほど目の当たりにさせられる時期に、ハハを一人にしておきたくないと思ってのことだった。普段つきあっている未亡人の友人たちでさえ、正月には家族と過ごすのだろう。31日までびっちり仕事をする身としては、心苦しいのだろうということは理解できた。

 

理解はできても、それは願望にはならない。

正月なんか何がめでたいのだろうか、とムスメは思ってきた。

女だから大掃除や料理に駆り出され、年賀状やら挨拶回りやら忘年会やらの手間が増え、家族や親戚がそろえば未婚の女は「なぜ結婚しないんだ」攻撃の標的になり、真面目に「おじちゃんのような人と一緒に暮らしたくないからです」などとはいえないので、ヘラヘラ笑いながらお屠蘇を飲み「私みたいなわがまま女を嫁にしたいという男性がいたらお目にかかりたい」と言うような、そして結局食べすぎ飲みすぎで終わってしまうような不毛な時期が本当に嫌いだ。全く休まらないし、かえって体調は悪くなるし、仕事始めが心底待ち遠しかった。

 

だから正月に帰って来っていと言われても、素直にうんと言えないのだ。

しかしハハがしっかりしているうちに一緒に正月を過ごすのは悪くないとも思える。

 

2月か3月あたりに一時帰国する予定でいたのだからそれを早めることは無理ではないんだが。

 

はてして、どうしたものやら・・・