ハハとピアノとデイホームからの電話
通常運転に戻ったと安心していたら、珍しく上機嫌だった。
ピアノを弾いていたという。「千の風になって」の楽譜があったから弾いてみてる、とのこと。
いい傾向だ!下手でも何でもいいので、好きな曲を好きなように弾けばいいのである。
機嫌の悪い時は、ピアノなんて弾いたって何にもならない、とか弾けば弾くほど才能がないのがわかる、とか言っているので、ピアノに向かおうと思ったことだけでも、ムスメとしては嬉しいのだ。
だが、気になることが一つ。
ピアノを弾いていたらデイホームのお迎えが来てくれたことに気づかなかった。あとでデイホームから電話があって、お迎えに行ったけれど留守だったと言われたという。
ムスメが電話したのが8時、デイホームのお迎えは9時なので、ピアノを弾いている間にデイホームがお迎えに来ることがありえないのである。激しい勘違いである。
まあ、ハハの機嫌がよかったのでよしとしよう。