minnesotakkoの日記

国際遠距離介護の記録

ハハ、お正月は終わったの?という

ハハは相変わらず不機嫌である。不安も強い。妄想はもっと強い。

 

日本の朝に電話をするのだが、朝起きても何をしていいのかが分からなくて、混乱している。

目に見えないものは、無いものと同じなので、お金が一銭もない、食べるものが何もない、ムスコはこうやって私を餓死させようとしている、だったら死んでやる、というループから抜け出せない。

 

銀行口座にお金がある、冷蔵庫には食べ物が入っていることが分かるのは、高度な機能が必要とされることなんだと改めて思う。

 

今朝は電話しながら起こして、冷蔵庫を開けてもらった。食べ物が入っていることは分かったけれど、どうやって食べていいか分からないし、好みに合うものが入っていないし、食べる気もしないし、デイホームにも行きたくないし、このまま二度寝して死んでやる、と言われた。

 

それに今日は何月何日なの?と何度も聞くので、1月21日だよ、と言えば、

「じゃあ、お正月は終わったのね。何もしなかった」とご立腹だった。ムスメも何もしなかったんだけどなあ、何もしなくてすんでラッキーと思えるのか、何もしなくてダメダメな私と自責の念にかられるかで、人生は大きく変わってしまう。