minnesotakkoの日記

国際遠距離介護の記録

ハハの感情の振れ幅は最大急

ハハは相変わらずである。

しかし、感情の振れ幅は大きくなっている気がする。

 

落ち込めば底へズドンと落ちて「もう生きていたくない」、怒れば「もう死んでやる」

と瞬間湯沸かし器になる。元々感情的な性格なのも一因だろうけれど、これも認知症のなせる技か?

 

今朝は大荒れだった。ハハが今住む家(チチの名義だった)の相続についてきかれたので説明したのだが、そんな事聞いていないの一点張りだった。相続については認知症になる前からチチが生きている時から話し合って合意していたし、その合意通りに今年の3月にはきちんと法的書類を整えたし、その場にハハも同席したけれど全く覚えていなかった。

 

ハハの思い込みでは家は自分の名義になっていて、自分が死ねば相続人であるムスコとムスメが喜ぶだろうという図式が出来上がってしまっていた。ムスコは金に困っているという思い込みもあるので、事業がうまくいっていないムスコはハハが死んで遺産が転がり混んで来るのを楽しみに待っている、だから早く餓死させるようにお金も持たせてもらっていないし、電話の一本もよこさないのだ、という思い込みがますます真実味に拍車をかけてしまっている。

 

たとえ忘れてしまっても、きちんと事実は伝えたかったが、何をどう説明してもハハの思い込みは上書きできなかった。ハハが死んで、経済的に豊かになる相続人は誰もいないのに。ハハには幸せに人生を全うしてもらいたいだけなのに。

 

何をどう言えば分かってもらえたのだろう?