minnesotakkoの日記

国際遠距離介護の記録

ハハの認知症が進行しているのか? 電話編

デイホームに行っていない発言は一度だけだった。

 

デイホームに行きたくないと言う日はあっても、デイホームに行くお金がないから休むという日はあっても、デイホームに行っていないと言う日はまだない。

 

最近は、電話の子機が見つからなくて、ムスコが盗んで行ったと怒っていた。

親機の受話器もコードレス子機になるタイプの電話を使っているのだが、それが裏目に出た。子機が二つとも見つからないのだと言う。

電話がかかってくれば親機が鳴るのだが、子機が見つからないので電話がかかってくる度にムスコに対する怒りで気が狂いそうだとも言っていた。

 

技術の進歩(この場合はコードレスで家中どこへいても電話で話ができること)は必ずしも認知症のハハを幸せにはしない。皮肉なものである。

 

紛失したことを(この場合は子機二つ)ムスコのせいにするのは認知症の典型的な症状だろう。親機とつながっていない子機と親に泥棒と非難される子、どちらも接続も断絶されている。皮肉を超越している。