minnesotakkoの日記

国際遠距離介護の記録

弟のことが分からない②

弟はハハを老人ホームに入居させたいものだとばかり思っていた。(前回はこちらから読めます

 

口汚く言ってしまえば、もう厄介払いしたいのだと思っていた。

 

要介護3になったハハを弟は特別養護老人ホームに入居させたがっていたからだ。

都内で特養の空きは本当に少ないのが現状だ。要介護5のチチですら、主たる介護者のハハが入院しても空きは出なかったのに。

だが、東京都下では空きがある特養もある。果てしなく遠いが。何かがあって駆けつけなければならない場合、休みの日に顔を見に行くのも時間がかかるよと私が言えば、

 

会いに行かなければいいじゃん

 

と言っていたのだ。介護しても、介護してもお金を盗んでいると言われ続ければそれも理解できる。もう、弟は限界なのだと理解していた。

 

だから、余計に分からない。