minnesotakkoの日記

国際遠距離介護の記録

ハハの老人ホーム強制入居案 ふたたび再燃

ハハが一人で暮らせなくなったら、老人ホームに入居することになるだろう。今年の3月にもいい施設が見つかったので体験入居がてらそのまま入居させることは考えていた。が、ハハが同意せずそのままになっていた。

が、もう時間の問題である。金銭とスケジュール管理ができず、料理と掃除をしなくなって、ヘルパーが家に来るのは嫌がるが一人でいるのは寂しい、そこへ実のムスコが留守中にお金を盗みに来るという妄想が加わると、一人暮らしは難しい。

 

ムスコが耐えられなくなった。日々かかってくる電話で泥棒呼ばわりされ、旅行に連れて行けば邪魔者と呼ばれ、冷たいムスコ、ヨメの教育ができないムスコと罵られて、もう限界らしい。デイホームの遠足が来週末にあるから、その後は強制入居させると言ってきた。無理矢理にでも一生恨まれてもいいから連れて行く、と穏やかでない。

 

トイレが壊れたことをきっかけに、入居できるかもしれないと思っていたのはムスメの方だった。大きな工事になりそうで家のトイレが使えなくなるからその間はショートステイで、と言えばスジは通るし、一旦入居すれば工事が長引いているからとか最初の3ヶ月くらいは言い逃れができるだろう、そのうち施設にも馴染んでくれればそのまま入居にスムースに移行できるのではないかと考えていた。

 

だから、ムスコが強制入居を考えていると言った時、ショートステイだからと連れて行けばいいのにと言ったのだが、ムスコは「いつかは帰れると期待を持たす方がかわいそうだ」と思うのだそうだ。

 

一生恨まれてもいいと思っているのであれば、嘘ついて連れて行った方が楽じゃないのか、とムスメは思ったが、まあムスコの言っていることも分からないでもない。どちらにしても、ハハは老人ホームに入居したくなんかないからだ。

 

ムスコとムスメはハハに安心して暮らして欲しいと思っているだけなのに、この思いは決して届くことはないのだろう。二人の子供を育てたのに、捨てられて老人ホーム入居する羽目になったとしか考えられないのだ。

しかも正月がやって来る。さあ、どうするのか。どうなるのか。厳しい決断を強いらせそうだ。