minnesotakkoの日記

国際遠距離介護の記録

ハハの旅行

ハハが旅行に行く。出身地ではないが高校生時代を過ごした島根県に友人に会いに行くのだ。

 

ハハにとって島根は特別な場所で、友人とも頻繁に連絡を取り合っており、同窓会は定期的に行われているし、東京在住組でも定期的に会うほど仲良しなのだ。

まだチチを在宅介護している時でさえ、島根で同窓会があれば、ショートステイを使ってでも参加したかったほど、島根の友人たちへの思いは強かった。

 

それが今回は不機嫌極まりない。友人に会えるのが嬉しいよりも先に、お金がない不安が先に立つようになってしまった。しかも、ムスコが勝手に計画したと思い込んでいる。夜行バスで京都まで行って、そこから電車に乗れば安く行けるのに、勝手に飛行機のチケットを予約された、デイホームの都合も考慮に入れずに勝手に旅行を計画するのは納得がいかない、お金もらってないから旅行前に美容院に行くこともできない、気の利いた東京のお土産すら買えない、私の友人なのにムスコが会いに行くのもおかしいとか、まあ全てが気に入らないのだ。

 

因みにムスコは現金を渡したのだが、それはすでに紛失済みだ。

 

島根の友人はハハのそんな状態を分かってくれて、暖かく迎えてくれる。有難い。不機嫌なのは行く前だけで島根についたら楽しいひと時を味わってもらいたい。

 

盗人だの、優しくないだの非難されても、そうやって旅行に連れ出す弟に頭が下がる。