minnesotakkoの日記

国際遠距離介護の記録

ハハの認知症の認知度は案外低い

チチが亡くなり手続きを進めるにあたり、気が付いたことがある。

ハハが認知症だということが認知されないのだ。

 

ムスコやムスメにとっては、ハハの言っていることは滅茶苦茶である。事実とは遠くかけ離れた事を平気で言うからだ。亡くなる1週間前には立って話したと弔問にきてくださった方々に涙ながらに語っているが、これは全くの事実誤認である。

ハハにとっては真実なのだから、訂正はしていないのだが。

 

口が達者なものだから、同じ事を何度も何度も繰り返すのに気づかなければ、認知症だとは分からないものらしい。ハハも家族以外の人の前ではしっかりしなければと思うのだろう。後からハハのいないところで認知症だとは気づきませんでした、と色々な人から言われた。

 

そう言われると複雑な気持ちになる。

 

ケアマネさんはそこを分かってくれている。さすがプロだ。

ハハにまだ出来ることは沢山ある、が出来なくなったことも増えてきている。

今が一番大変な時期かもしれません、と言われた。