minnesotakkoの日記

国際遠距離介護の記録

ハハのバックアップはいつのもの?

ハハと話しているとちぐはぐになることが多くなった。例えば、ハハの育った島根県での同級生で今は東京在住の友人の話をしていたのだが、どうも話しが噛み合わない。

ハハはその友人がまだ島根県に住んでいると思っていたからなのだった。

 

その友人が東京に住むようになったのはもう10年も前のことで、しかも電車で乗り換えなしの15分の距離になったので、お互いに良く行き来していたのに、それが思い出せないらしい。まあここ2、3年は会っていなかったので記憶に残っていなかったのだろう。

 

そんなハハと話していて、これはパソコンが壊れてしまい、バックアップを復元した時のようだと思った。バックアップを最近していなくて、復元されたものが5年前のデータだった、みたいな。

 

ハハのバックアップはいつものなのだろか、と思った。

 

色々な体験が今までとは違う形で上書きされる場合もある。ハハの介護の体験は「奪われた私の時間を返して欲しい」というものから「私は自分の人生を犠牲にして義理の両親に尽くして良かった(だからムスメ、ムスコ、ヨメが同じようにするべきだ)」というデータに上書きされた。

これもまた、別のデータに上書きされる日が来るのだろうか?