minnesotakkoの日記

国際遠距離介護の記録

ムスメの一時帰国 8日目 ハハと妹

ハハと妹(ムスメの叔母)は仲が良い方だと思う。

お互いに遠慮なくなんでも言い合うので、口喧嘩になることも多々あるようだが、すぐに仲直りができているらしい。

 

価値観は違うものの熱心な仏教徒であるハハの妹は、ハハが毎日繰り返す愚痴を辛抱強く聞いてくれる貴重な存在である。

 

が、その日は様子が違った。どうやら電話の向こうで泣いているらしい。夫がもうすぐ帰ってくるのに夕食の支度ができない、疲れて体が動かない、近くに買い物に行ける場所がない、どうしたらいいのか分からないとハハに泣きついているのだ。

 

従姉妹たちによると、ハハの妹は人と一緒の時はなんでもないけど、昼間一人で家にいるときは鬱がひどくて、抗うつ剤を飲んでいるのだそうだ。

 

その電話に対応しているハハは驚くほどシャンとしていた。普段は不平不満が一杯で、できないことばかりでダメダメなのだが、一旦頼られるとしっかりするものなのだ。酔っぱらいを介抱する側は酔いが覚めるとはよく言われることだが、まさにそうだった。

フレンチトーストも焼いてもらえばいいのだ。