minnesotakkoの日記

国際遠距離介護の記録

ムスメの一時帰国 番外編

一時帰国した初日、トイレを使ったら何やら聞き覚えのないボコボコいう音が聞こえた。ちゃんと流れたので気にしていなかったが、次の日にはトイレの水が溢れ出るという事態に発展した。

 

近所に馴染みの水道屋がいないので、冷蔵庫に貼ってある宣伝用のマグネットの電話番号に電話して、今日来てくれる業者に依頼した。

 

ただトイレが詰まったとタカをくくっていた私が甘かった。

 

業者の説明のよれば、トイレの配管に問題はなく、家の下水管から区の下水管に繋がる連結部分が古い石でできているタイプで、その石が割れてそこに汚物が流れずにたまり詰まりの原因になったのだという。

 

とりあえず今日高圧洗浄をして詰まりを除去してとりあえずトイレが使えるようにはできるが、壊れた石を直して新しいパイプに交換するのは明日、しかも80万円かかるのだという。

 

80万円!基礎は古い実家である。何が壊れていても不思議ではないけれど、今ここで80万円の出費は厳しすぎる。ハハが紛失してしまった貯金の額が大きすぎた。

 

弟に連絡したらとりあえずトイレを使える状態にまでしてもらえばいいという。駆けつけた業者が信頼できる業者かどうか分からないからだ。

 

後日、弟の知り合いの紹介で信頼できる業者に来てもらった。配管が家の下を走っているために新しいパイプに交換することはできないし、連結部分は言われたほど壊れてはいないという。

ただ、ハハが最もよく使う新しいトイレは節水タンクなため、流れが悪いのだという。定期的に高圧洗浄をして、詰まらないようにトイレットペーパー以外のものを流さないように気をつけるしかないとのことだった。

 

そういえば、トイレにはティッシュの箱が置いてあった。トイレットペーパーが買えなかった時にティッシュでしのいだらしい。それが詰まりの原因かもしれなかった。とにかくティッシュの箱はトイレから撤収して、大量のトイレットペーパーを買い置きした。

 

私でも弟のアドバイスがなかったら、最初の業者に言われるまま80万円しなくてもいい工事のために支払っていたかもしれない。ハハ一人では対処できなかっただろう。業者とのやりとりに時間を取られたのには閉口したが私がいる間に起こるべくして起こったことなのだろうと自分を納得させた。トイレがいつでも使えることの有り難さも痛感したし。