心の支えの三部作
ハハがデイホームに週6日通うようになって、電話で話せる日が減ってしまった。
時差は15時間、中途半端に夜型の私には日本の夜に電話する(アメリカの朝)ことができないのだ。
日本の日曜日に電話をするのだが、家にいないことも多く、携帯に電話しても移動中だったりで、ここのところまともに話せていない。
話せばムスコ夫婦の悪口を聞かされるか、一人で寂しくて落ち込んでいるかのどちらかなので、話せれば話せたらで聞くのは辛いのだが、話せないのも心配な者である。
そんな時は、伊藤比呂美著の『とげ抜き 新巣鴨地蔵縁起』と『閉経記』と『父の生きる』のどれかを読む。いやはやこれほどまでに私の気持ちを代弁してくれる本が手元にあって本当に有難いと思う。