ハハとデイホームと老人ホーム強制入居
デイホームはすごく気に入っている。週に6日通っているそうだ。
一人で家にいると出来ないことが増えてきて自信喪失するし、寂しくて鬱々としてくるし、頼りにならないムスコ夫婦とムスメに腹が立つばかりなのでロクなことがない(とムスメが勝手に想像している)。
介護保険で全ては賄えないので、週2日分は実費精算になる。出費は増えるが、きちんと食事ができて、孤立することがないのはありがたい。
デイホームが気に入っているので、老人ホームに入居したがらないのが唯一の問題点ではある。
それでもムスコは虎視眈々と老人ホームの強制入居の策を練っている。
老人ホームに入るくらいなら死んでやるとハハは言う。
しかも、ムスメも老人ホームに入居してもらいたいと思っているのだ。一人ムスメだけは自分の味方になってくれる期待していたのに、あわよくば嫁に行かないムスメと同居して老後の面倒をみてもらえればいいなんて夢見ていたのに、アメリカなんかに行ってしまい、全く役に立たない。ああ、もう死にたい、というハハの悲鳴が聞こえてくる。