minnesotakkoの日記

国際遠距離介護の記録

ハハの孤独感

ニューズウィークに興味深い記事があった。

 

周囲に人がいようと本人が孤独を感じているかどうかで認知症になる確率が上がるという調査結果が紹介されている。

 

週3日のデイホームと週1日のヘルパー訪問、電話をすれば友人が訪ねて来ていることも多く、社会的孤立はしていないハハであるが、孤独感は何をしても埋められないようだ。

何でも勝手に決めて相談なしに物事を進めてしまうムスコ、電話一本かけてこない義理の娘、どんどん成長していく孫、外国にいるムスメ、離れて行ってしまった恩知らずの友人たちへの不満と怒りは日々増大していくようだ。

 

30年学び続けた茶道も70年間弾き続けたピアノも生きがいにも暇つぶしにもならなかった。あんなに仲が良く、麻雀だの旅行だのと一緒に過ごした友人たちは離れて行ってしまった。

 

認知症とは何と残酷な病なのだろう。