minnesotakkoの日記

国際遠距離介護の記録

ハハの嫁への思い

嫁いびりを推奨したのは遠藤周作氏だったか?

 

ハハの嫁への不満が止まらない。ムスコへの不信感が引き金になり、嫁としての責任を全く担っていない、経済的援助は十分にしているのに感謝されたことがない、ご機嫌伺いの電話一本もかかってこないとおかんむりだ。

ハハは義理の両親と同居して介護したし、義理の両親を見送ってからは自分の両親の介護もしたと自負がある。介護のために自分の時間が奪われたと思う反面、無理してまでも親孝行したため、嫁にも同じことを要求しているのだ。同居してくれと頼んでいるわけではない、週に一度くらい電話くれたっていいじゃないか、夏休みくらい孫を連れてきて一緒に食事をしてくれたっていいじゃないか、挙げ句の果てにはこの恨みつらみを書き綴って当てつけに死んでやる、とまあ電話するたび聞き苦しいこのこの上ない。

(実際にはお嫁さんは電話してくれているのかもしれなくて、ハハが単純に覚えていない可能性も十分にある)

しかし、一人暮らしで寂しい、孫の成長を見届けなれないのは残念、と本音を表せるほど素直になれないところが難しい。

 

人生初めて自分のためだけに時間を使える時が来たのに、その喜びを享受せず、他人への不信と不満と恨みつらみで日々が過ぎて行くのは何と悲しいことだろう。

どこまでがハハの性格で、どこから認知症の症状なのか線は直線ではなくぼやけて見えなくなっている。