minnesotakkoの日記

国際遠距離介護の記録

ハハ、うつがひどくなる

前回の電話ではかなり混乱した様子だった。

 

今回の電話ではとても落ち込んでいた。

何をしていても寂しいし、面白くないし、食べたくないから何も食べない日もあるし、車がないからとても不便で雨が降ったら雨合羽着て帽子かぶって自転車で出掛けなきゃいけないし・・・・ 

 

タクシー乗ればいいじゃない。東京はどこでも拾えるし、電話すればすぐ来てくれるし、とムスメが言えば、そんな勿体ないことはできないと言うし・・・・

 

大学病院でもらった薬が全然効かないから、近所のかかりつけ医の先生のところで、「こだわりをなくす」薬をもらってきたけど、それも効かないし、薬飲むのも忘れちゃうし・・・・

 

「こだわりをなくす」薬というのは、おそらく「抗うつ剤」か「抗不安剤」のことではないかとムスメは解釈した。

 

話しを聞けば出るわ出るわ。寂しい、辛い、嫁が優しくない、○○さんが心無いことを言う・・・・ ヘルパーとナースが週に1回ずつ来る事になったらしいけど、他人が家に来るのは億劫だ・・・・

 

こういう時は何を言ってもだめなのだ。うつの大波に一旦のまれてしまうと、あがくだけ体力を奪われる。

とにかくゆっくりするように言う。ちゃんと食べて、薬も飲んで、チチのお見舞いも毎日行かなくてもいいんだし。東京は何でも買えるじゃん。5分歩けばスーパーがあってお惣菜が色々あるんだから、美味しいパン屋もあるし、羨ましいよ、とアメリカの田舎に住むムスメは言う。

 

なんとか、このうつの大波を乗り切ってもらわなければならない。