ハハ、ケアマネさんと会う
ケアマネさんと会うのに、その日のその時間に家にいてもらうように何度説明しても分かってもらえなかった。日時の書いてある紙をもらって見える所に置いてあるのに、頭に入っていかないようだったし、民生委員さんと混同しているようだった。少し前に民生委員さんが火災報知器の有無など確認しに訪ねてきたので、それで用事が済んだと思い込んでしまっているようだった。
それでもすったもんだの末、無事にケアマネさんと会うことができた。
話しがとても上手で、近所の地域包括支援センターでの色々な活動を紹介してくれて、ハハを積極的に地域と関わるように勇気づけてくれた。そして、介護保険の説明をして、色々な支援が地域にあることを強調してくれた。
ハハは、今まで近所づきあいをしてこなかったので、溶け込めるか心配そうだったが、困った時に電話したり、相談できる人がそばにいることが分かって安心したようだった。ムスメはアメリカ、ムスコは仕事が忙しく誰にも頼れないという思い込みが少し緩んだかもしれない。
ケアマネさんは「朝起きていつもとちょっと違うな、とかどんなことでもいいので電話してくださいね」と言ってくれたのだ。
ハハと話しをして、ケアマネさんは介護認定を申請することを即座に判断したようだった。書類を記入し、介護認定の面接の日程の連絡を待つことになった。