minnesotakkoの日記

国際遠距離介護の記録

ハハは通常運転に

最近のハハは通常運転に戻った感がある。 初恋の人の再婚話しは一度も話題になっていないし、デイホームに行くことになっていることは分かっていることが多い。 デイホームに行きたくない、お金がない、ムスコに盗まれている、ムスコが優しくない、だからも…

ハハと初恋の人

今日のハハはいつにもなく落ち込んでいた。 ハハの話がフェイクかファクトかは別にして、ハハの初恋の人が再婚したと言うのだ。 ムスメの記憶ではその人は妻帯者のはずだったのだが、ハハの話では何年か前に奥様に先立たれたと言う。 よくよく聞いてみれば、…

ハハの起床時の混乱

変化のなかったハハの状態だが、今朝は混乱が大きかった。 まず、今日の予定が分からないと言うので、ムスメが9時に〇〇君(デイホームのスタッフ)が迎えに来てくれるよ、と言っても、〇〇君が誰のことなのかが分からなかった。 デイホームの日だからね、と…

ハハの近況

ハハが自分の被害妄想を認めたのは一瞬だった。 元の状態に戻り安定している。安定ではない、変化がなく被害妄想、疑心暗鬼からの負のループから抜け出すことができない。 デイホームにはつまらないから行きたがらない。ムスコがお金を盗んで行き、勝手に留…

ハハ、自分が被害妄想だと認めた

ハハは相変わらずである。最近は「誰かに(ムスコにと言うこともある)殺されかかっている」と言うことが増えた。 そんなことないでしょ、とムスメが言おうものならムスコへの罵詈雑言を聞かされるか、電話を切られるか、といった攻防が繰り広げられていた。…

ハハの近況

ハハが昼夜逆転したのではないかと心配したが、杞憂だった。 電話をしても出ない事はやや増えたが、電話に出ればいつも通りだ。 ムスコの所には電話攻撃をしており「私のお金を盗んだだろう」と問い詰めているそうだ。 やはり新型コロナウイルスの影響なのか…

ハハ、昼夜逆転か?

日本時間の朝に電話したら、珍しく起きていた。大概はまだ寝ているか、もしくは目は覚めていてもデイホームに行きたくないから布団の中にいるか、今日の予定が分からなくて不安でまだ布団の中にいるパターンなのだ。 セーターの毛玉取りをしていたのだと言う…

ハハと新型コロナは無関係

ハハの状況は変化がない。 不安と不満は強く、物盗られ妄想も強い。 何度かムスメがまだアメリカにいると知ってガッカリしたようなことを言うことがある。 「新型コロナウイルスっていうのが流行ってるからね」とムスメが言っても、「そんなの全然流行ってな…

ムスメの一時帰国は延期に

ギリギリまで迷って、結局キャンセルした。 コロナウイルス騒ぎがこれほど大きくなるとは予想していなかった。 日本には入国できても、アメリカが入国制限とか自己隔離とか、航空会社は減便、とか色々あって、今動くのは得策ではないと判断した。 こんな時期…

ムスメの一時帰国カウントダウン

ムスメの一時帰国は1週間後に迫ってきた。ハハにはまだ伝えていない。 ここのところ調子が悪く、「殺されかかっている」「もう死にたい」「お金がない」の三点張りで会話にならないのだ。 帰って来なくていい、と言われるのが怖かったりもしている。 そんな…

ハハ風邪か?花粉症か?

今朝の電話では具合が悪いと言っていた。 一問一答して分かったのは、熱はない、お腹の調子は悪くない、咳はない、喉は痛くない、鼻水がでる、ということだった。 花粉症かもしれないし、風邪かもしれないし、呼吸器系の症状がなければコロナウイルスではな…

ムスメの一時帰国決定

3月上旬に一時帰国することになった。 ハハにはまだ言っていない。電話しても会話が成立しないし、言ってもすぐ忘れるだろうし、来なくていいと言われたら嫌だし、不安にさせても嫌だし、まあ直前になってから言うことになるだろう。 この機会にグループホー…

ハハの思考は一足飛びに「何かが変」に着地する

ハハの中で何かが壊れていくような予感がする。 デイホームのお迎えの時間帯に電話したら、デイホームのお迎えを待っているけれど、まだ来ないと言う。 そこで待てないのが、認知症である。ピアノでも弾いて待ってたらすぐに来るよ、とムスメが言っても無駄…

ハハの死にたい願望

最近は調子のいい日もあって(一日だけだったが)、いつも通りだったのだが、今日は 「私、もう死にたいの!」 と言って電話を切られた。 機嫌の悪い日、怒ってる日、落ち込んでる日、不安な日、もちろん死にたい日はあっても、一言で電話を切られたのは初め…

ハハ、お正月は終わったの?という

ハハは相変わらず不機嫌である。不安も強い。妄想はもっと強い。 日本の朝に電話をするのだが、朝起きても何をしていいのかが分からなくて、混乱している。 目に見えないものは、無いものと同じなので、お金が一銭もない、食べるものが何もない、ムスコはこ…

伊藤比呂美さんのインタビュー②

伊藤先生のインタビューを聴いて、ふつふつと思っていたのが、「その人が正義になる」という言葉でした。 ああ、だから私はハハと距離を置きたいのだ、と腑に落ちました。 ハハが正義だからです。ハハは義理の両親を送った後、自分の両親と夫を介護したので…

伊藤比呂美さんのインタビュー

NHKラジオで伊藤比呂美さんのインタビューを聴きました。 こちらで16日まで聴けます。 私は伊藤先生の大フアンで、人生の先輩として尊敬してフォローしています。 去年帰国時には、講演会に行っちゃいました。 私には弟が日本にいるけれど、伊藤先生は一人っ…

ハハにとって今日は元旦

ハハは不機嫌だった。 朝起こしたら、今日は元旦デイホームがないから寝る、と言う。 お正月はもう終わってデイホームにいく日だから、とムスメが言えば、 「え?今日は元旦じゃないの?」と言う。 先日はお正月ということが分かっていなかったが、今日は季…

ハハ、オリンピックを見に行くと言う

朝起きて何をしたらいいのかが分からなくて不安になることが多いハハである。 メモはしてあることもあるが、メモしたことを忘れているし、そのメモがどこにあるかが分からなくなってしまっているので、メモは役に立たなくなってしまった。 メモしてあれば思…

ハハの年末年始は謎だが

年末から年始にかけてハハに電話をかけ続けていた。ハハが電話に出ないからだった。 年末年始のデイホームがお正月休みになる間はショートステイに行く予定にしていた。 短期間とはいえ、今のハハの状態をかんがみると環境の変化は混乱をきたすだろうなと予…

ハハの感情の振れ幅は最大急

ハハは相変わらずである。 しかし、感情の振れ幅は大きくなっている気がする。 落ち込めば底へズドンと落ちて「もう生きていたくない」、怒れば「もう死んでやる」 と瞬間湯沸かし器になる。元々感情的な性格なのも一因だろうけれど、これも認知症のなせる技…

ハハの誕生日

12月4日はハハの誕生日だった。 電話したら、自分の誕生日が12月4日だとちゃんと覚えていて嬉しそうだった。 でも、私は何歳になったの?と聞かれた。 まあ、それでいいのよね。79歳なんだもの。

ハハとバスツアー

今朝は殊の外機嫌が悪かった。 今日はデイホームのバスツアー2時からあると言われたけれど、そんなこと聞いていないから、行かない。大体バスツアーに行くお金も全くないし。ムスコに電話しても通話拒否になってるし、デイホームに電話しても誰も出ない。 デ…

ハハと電話がつながらなくても

スカイプ経由ハハには電話しているのだが、接続が不安定なことがある。 途中で断線したりすることは、まあよくあることだ。 ハハが電話に出ないこともあるし、電源が入っていないですよメッセージが流れることもある。 それでも、毎朝デイホームのスタッフの…

ハハ、親戚の夕食会に無事に参加

日曜日の親戚の集まりは無事開催されて終了した。 やはり、当日まで行くだの行かないだのとすったもんだはあったのだが、ヘルパーさんに美容院に連れて行ってもらい、従姉妹が上手に取りなしてくれて、タクシーに乗ったとのことだった(それでもこんな贅沢は…

スジとか聾桟敷とか、とんだ薮蛇だった

今週の日曜日に親戚の集まりがある。 ハハの兄も妹も甥や姪も参加できるし、ムスコの所で集合することになった。ハハの兄も妹も認知症なので、親の世代を子供が連れての会食となる予定だ。ムスコは料理担当のため、ハハを迎えに行けないのだ。 ハハとムスコ…

ハハのフェイクニュースの裏にあるファクト

ムスコがお金を盗んでいく、義理の姉が親切にしてくれなくて悔しかったというハハの思い込みにはハハの本音が隠されている。 自分を犠牲にして義理の両親と同居して介護、自分の両親は実家へ泊まって介護、子供のためを思って全力で子育てをしたのに、ムスコ…

ハハの妄想が膨らんできたのか?

ハハは口が達者である。元々お喋り好きで、長電話の女王であった。 そんなハハにかかると、ハハの思い込みや妄想は事細かに語られるようになる。 普段は、ムスコが来て預金通帳を盗んで行った時の様子を語るだけなのだが、ここ数日は、義理の姉(チチの姉、…

ハハと台風

台風一過の日曜日、ハハはいつも通りだった。 昨日までの大雨のことは覚えていなかった。 お天気でデイホームのない日曜日は家でのんびりするのだと言っていた。 ヘルパーさんが来ることは忘れているのか、少なくとも文句は言っていなかった。 無事で何より。…

ハハの近況

ハハは相変わらずである。 電話をしてもムスコへの不満、不信感とお金のことしか話さない。 それでも機嫌のよい時もある。 朝食に美味しいパンを食べたと言うこともある。 デイホームに行く直前に電話すると、迎えのバスが来るのを楽しみに待っていることも…