minnesotakkoの日記

国際遠距離介護の記録

ハハと陰謀論

いつも通り電話したら、機嫌の良いハハだった。 が、言ってることは過激だった。 まずチチがどうなったのか?と聞くから、亡くなったんだとムスメが言うと、 「死んだのは会社の陰謀ではないの?」 と言うではないか。 チチが亡くなったのかどうかが分からな…

ハハとオリンピック

この夏初めてハハの口からオリンピックという言葉を聞いた。 年寄りでもね、お役に立てることがある時にはお手伝いに行ってるの。年寄りでお邪魔になりそうな時はデイホームに行ってるよ、と言っていた。 誰かの役に立ちたいんだな、そこに自分の存在価値が…

ハハ、オムツ使用になる

ムスコから連絡があって、ハハがオムツを使用するようになったと聞いた。 ハハが抵抗したかどうかは分からない。 心配は、使用済みのオムツをトイレに流したり、洗濯機で洗ったりしないかどうか、ということだ。 洗濯はもうずいぶん前からできなくなっていて…

ハハとテニス

ハハは相変わらずである。オリンピックが話題になることもない。新型コロナに関しては、「風邪みたいなの」と言っている。 デイホームに行くことが分かっている日も、分かっていない日もある。 今日は分かっていない日だった。曜日の感覚がないので、今日は…

ハハと天皇陛下

いつものように電話をしたら、ご機嫌な声のハハが出た。 「天皇陛下が訪ねてくるそうだから、玄関の掃除をしてたの」と言う。 でも、「嘘だと思うんだけどね」とは言っていた。 ムスメとしては天皇陛下が変わったのは知ってるんだろうか?と疑問に思ったが敢…

上機嫌なハハ、やっぱりマグレだった

久々に上機嫌だったハハだが、やはりマグレだった。 minnesotakko.hatenablog.com 今日のハハは言っていることの時系列がメチャクチャだった。10年前の話を昨日のことのように話したりしていたが、結局はムスコや妹(ムスメの叔母)への不満、デイホームの愚…

ハハ、デイホームは今日からなの?ときく

いつも通りハハの朝8時に電話をしたら、久しぶりに明るい声をしたハハが電話に出た。 「今日からデイホームに行くことになってる?〇〇君(スタッフの方)が迎えにきてくれるんでしょう?すごく楽しみにしているの」 と言う。ムスメとしたら、デイホームなん…

ハハの近況

ハハは相変わらずだ。ブログの更新が滞っていたのは、変化がなかったから。 ムスメが朝電話したら、ムスコが出た。 庭の枝切りバサミがないからと散々言われて、届けにきたと言っていた。 次の日にハハに電話したら、ムスコからの愛情が全く感じられない、愛…

ハハがデイホームに行きたくないと言ったら

ハハがデイホームに行きたくないと言った時のムスメの対応次第で、ハハのご機嫌は180度変わることが分かった。 対応① 行った方がいいよ。行けば楽しいことがあるかもしれないから。 対応② 〇〇君(いつも迎えに来てくれるスタッフの方)は融通きかなさそうだ…

ムスメ、ハハに2度目の嘘をつく 

ハハは口を開けば、お金のこととムスコの悪口しか言わない。 今朝もお金がないから家で寝てる、もう生きて行かれない、と不機嫌だったので、「お金のことはデイホームの施設長さんによーくお願いしてあるから大丈夫」と嘘をついた。 (まあ、1週間に一度、少…

ハハ、他人行儀になる

ハハは相変わらずである。お金がない、食べるものがない、ムスコが優しくない、デイホームがつまらない、としか話さない。 今朝は、お金がないから食べるものがないというので、冷蔵庫の中に食べるものは入っているし、お弁当ももらって帰るようにしてあるか…

ハハと年始

1月1日は二日酔いだったらしい。 1月2日と3日は電話をしても出ないし、携帯にも繋がらずで、様子はわからずじまい。 1月4日の今日からデイホームが始まるけるど、朝は不機嫌だった。 「頭がすっかりボケてしまって、もう何をしていいのか分からない」と繰り…

ハハの元旦 二日酔いか?

元旦の朝に電話をしたが、今日が元旦だとは分かっていなかった。が、お飾りも大掃除もおせち料理もしていないことは分かっていた。皮肉なものだ。日付の感覚はないのに、やらなければならないことは覚えており、それをやっていないことに対して罪悪感を感じ…

ハハの年末

ハハのデイホームがお休みになる年末は今日と明日にヘルパーさんに来てもらうことになっている。ムスコは31日まで仕事なのだ。 やはり、今が年末だということは分かっていなかったし、デイホームがお休みだということも、ヘルパーさんが来る予定になっている…

ムスメ、ハハに嘘をつく その後

minnesotakko.hatenablog.com 昨日はハハに嘘をついたムスメだったが、一日すぎて、やはりハハの不安に変化はなかった。 ハハはムスコに家計を管理されるのが嫌で、お金を一銭も渡してもらっていないから、何も食べていないと言い張っていたが、机の上には食…

ムスメ、ハハに嘘をつく

ハハはムスコがお金を盗んでいると思い込んでいる。誰が何を言おうと、ムスコが盗人であることは変えられない。 ムスメはハハを安心させようと、ムスコがお金を管理してくれていること、冷蔵庫に食べ物を入れておいてくれていること、日用品を買い足してくれ…

ハハは相変わらずである。 朝一番が混乱して不安で不機嫌なことが多い。今朝もそうだった。お金がないからデイホームに行かないで寝ていると言っていた。 30分後に再度電話してみたら、一転上機嫌だった。庭の掃除をしていていてデイホームのお迎えを待って…

ハハ、兄の家に呼ばれたと言う

今朝は混乱していた。 ハハの兄の家に呼ばれたけれど、どうやって行っていいか分からないし、お金がないから行けないと言う。 ムスメがデイホームの日だからお迎えを待っていればいいよと言うと、「デイホームなんか最近全然行っていない」と言う。 「頭が狂…

ハハの近況

ハハは相変わらずである。 寝ても覚めてもお金のことしか話さないので、ムスメとしては電話をかけるのが苦痛である。 お金はちゃんとあるし、ムスコはお金を盗んでいるのではなくて管理してくれているのだと言って安心させたいのだが、これはハハの聞きたい…

ムスメの電話も三度まで

今朝のハハは不機嫌極まりなかった。 1度目はお金が一銭もないし食べるものがない、殺されかかってる。みんなお金がなくて家のお金を盗んでいく。こんな嫌な思いするくらいならもう死んでやると怒鳴って切られた。 どうせムスメから電話がかかってきたことは…

ハハはムスメが毎朝電話していることを覚えていなかった

ハハの日曜日のお昼すぎに電話をしたら、来客中だった。茶道教室のお仲間のYさんが訪ねてきてくれていた。私も何度もお会いしたことがあり、看護師さんだったということもあって、チチの在宅介護中には色々とお世話になった方でもある。 ムスメから電話が全…

ムスメとピアノ

minnesotakko.hatenablog.com 音大ピアノ出身のハハのもとに生まれたムスメには4歳からスパルタ教育が待っていた。ハハの果たせなかったコンサートピアニストへの夢がムスメに託されたのだった。 その厳しさは3歳年下の弟を夜驚にさせたほど、厳しかった。…

ハハ、デイホームのお迎えが来る気がしないと言う

デイホームに行きたくないと言うことはある。デイホームに行く日だと分からない日もある。 理由は、デイホームがつまらない、お金がないからとか、昼間ムスコが勝手に金目の物を盗みに来るからとか、色々である。 だが、デイホームのお迎えが来る気がしない…

ハハとピアノ

ハハは音大のピアノ科を卒業している。卒業後は就職せずに出張レッスンをしてから、チチと結婚した。結婚後は近所の子供達にピアノを教えてたりもしていた。 だが、ムスメとムスコが生まれて、義理の両親と同居したりして、ピアノは教えていたけれど、自分の…

ハハのピアノは生きがいとなるか?

ハハは麻雀が好きで、同級生、テニス仲間、茶道教室仲間、兄弟とご近所仲間と時間をやりくりしては集まり、そして認知症を発症してからは近所の区民会館の麻雀クラブにも行っていたのだ。 そんなハハが、麻雀は忙しい合間に少しするから楽しいのであって、ヒ…

ハハの毎日サンデー

ここ数日、ハハは「今日は日曜日じゃないの?」と言うようになった。 曜日の感覚がハッキリしないというもあるが、デイホームに行きたくないのだという。 デイホームに行かなくてすむなら、このまま寝たまま朽ち果てたいという口ぶりだ。 デイホームなんか行…

ハハのお金を盗んでいるのはムスコか兄か?

ハハは相変わらずである。 プロポーズされたと言ったのは一度だけだった。 お金をムスコが盗んでいると思い込んでいたが、今日はムスコかハハの兄がお金を盗んでいるに違いないと言っていた。 ハハの兄は都内に住んでいるが、1年に一回会うくらいだ。ハハの…

ハハ、プロポーズされる その後

minnesotakko.hatenablog.com ムスコが四方八方手をつくして調べた結果、ハハにプロポーズした方の奥様はご健在とのことだった。 ムスメとしては、すべてがハハの妄想だと思っていたので驚きはしなかった。 が、ムスコはもしこの話が本当だったら、つまりハ…

ハハ、プロポーズされる

日曜日だったので朝ではなく、昼頃電話してみた。 天気の良い日だったから庭の草むしりをしていたというハハは元気そうだった。 結婚してほしいと言われたの、言うではないか。 まあ、そんなことはないだろうと思いながらも、誰に?と聞いてみた。 お相手は…

ハハとピアノとデイホームからの電話

通常運転に戻ったと安心していたら、珍しく上機嫌だった。 ピアノを弾いていたという。「千の風になって」の楽譜があったから弾いてみてる、とのこと。 いい傾向だ!下手でも何でもいいので、好きな曲を好きなように弾けばいいのである。 機嫌の悪い時は、ピ…